加齢臭とは



 

加齢臭の正体

加齢臭とは、年齢が上がるにつれて発するようになる中高年特有の体臭のことです。

この臭いの正体は「ノネナール」という物質です。この臭い物質は男性女性問わず同じよう皮膚から発散されています。

加齢臭

ノネナールとは

人間の皮膚表面には、皮膚のうるおいを保つための皮脂腺があります。
この皮脂腺の中には、パルミトオレイン酸という脂肪酸が含まれていますが、年をとるにつれてパルミトオレイン酸や過酸化脂質が増加し、これらが酸化・分解してできる物質がノネナールです。


なぜオヤジ臭といわれるのか

厳密にいうと、加齢臭=オヤジ臭ではありません。

ノネナールという物質は、男女問わず発生するものですが、同じ年齢の男女を比べると、女性のほうがノネナールの発生が少ない傾向にあります。

女性ホルモンには、酸化を抑止する効果がある為です。

また、女性のほうが清潔や化粧品、デオドラント等に気を使っているため、加齢臭が目立たないということもあります。
 

加齢臭

女性に比べ男性は、汗をかきやすく皮脂の量が多いため、酸化してノネナールが発生しやすいことや、毎日同じスーツを着たり、たばこやお酒の飲むことによって発生する臭いなど、臭いが発生する要因が多いといえるでしょう。
 

加齢臭プラス様々な要因の臭いが重なって、オヤジ臭といわれるゆえんとなります。