自分は本当に腋臭(ワキガ)か?



 

欧米型の食事が腋臭(ワキガ)体質にする

高カロリー、高たんぱく、動物性脂肪を多く摂る肉食中心の欧米型の食事は、アポクリン腺や皮脂腺の働きを活発にします。

日本人はもともと体臭の少ない民族ですが、食生活が欧米化するにしたがって、腋臭(ワキガ)の人も増えてきました。 
 

ワキガ

いま日本人で、10人に1人が腋臭(ワキガ)体質だといわれています。
欧米人や黒人では、80パーセント以上がワキガ体質だといわれていますから、それよりはずっと少数ですが、少ないがゆえにワキガ体質の人が目立ってしまうということもあります。
 

 
動物性脂肪にふくまれる「不飽和脂肪酸」は、肝臓で分解されてエネルギーになりますが、一部はアポクリン腺や皮脂腺から分泌されます。

この分泌物が臭いの元になるので、肉や乳製品をたくさん食べる人に、ワキガが多いといわれています。
 
 
 

自分がワキガ体質かチェック

ワキガ

自分がワキガ体質かどうかは、わきの下のアポクリン線の数が多いか、また活発に働いているかが関連してきます。

実際にどのくらいアポクリン線があるかは、病院で診てもらわないと分かりませんが、次の項目に当てはまる人は、アポクリン線の数が多いか、また活発に働いているといえます。
 
 

・わき毛の量が多くて太い
アポクリン線は、毛穴と出口を共有していますので、一般的にわき毛の数が多いとアポクリン線の数も多いといわれます。
 

・汗が多く、衣服の脇の部分が黄ばむ
白い下着などの脇部分が黄ばむことがありますが、これはアポクリン線から出る汗が多く、皮脂の分泌も活発に行われていることを表します。
 

・両親が腋臭(ワキガ)体質である
ワキガは遺伝するといわれています。両親がともにワキガの場合、その子供がワキガになる確率は80パーセントともいわれています。

また遺伝的要素に加え、ワキガになりやすい肉食中心の食生活も同じ場合が多く、親が腋臭(ワキガ)だと、子供もワキガになりやすいと言われています。